コラム

COLUMN

電気工事会社が支える変電所の役割とは?

こんにちは!
愛知県稲沢市に本社を置き、市内近郊・県内各地および東海3県の鉄道電気工事を行っている野田営繕株式会社です。
発電所で発電された電気は、変電所で使いやすい電圧に変圧し、家庭や事業所などに送電しています。
変電所は電圧を適切に変圧する施設であり、送電設備への負荷や事故の影響を抑え、電力量の調整を図る働きもあるのです。
今回は、電気工事会社が支える変電所の役割をご紹介します。

電圧調整・調相

左手で指を差す男性
発電所で発電した電力は需要や供給力の変動によって変化するため、変電所から送電する電圧を調整して一定の範囲に収めます。
変電所では変圧器にある「タップ」と呼ぶ切り替え器によって、送電効率にあわせて適切な電圧に変圧しているのです。
電柱に取りつけている変圧器も同様に、適宜適切な電圧に変圧しています。
調相は三相交流や単相三線など、相ごとに負荷を均一にバランスよく調整する役割があるのです。
電気の相は一般家庭や工場など、それぞれ負荷の進みや遅れがあるため、電力用コンデンサや分路リアクトルを用いて力率改善や電圧上昇を抑えます。
電力用コンデンサは重負荷時の送配電線系統に、分路リアクトルは軽負荷時に使用します。

系統保護・潮流調整

変電所は、電気が大地に接触する地絡などの事故発生時に、他の系統を保護する役割があります。
系統保護は早期に事故回線を切り離し、停電などの被害を最小限に抑えるものです。
電力系統を保護すると同時に監視の役割も担っており、事故の検出と発生場所や識別を行い遮断器に指令を出します。
電気は発電側から消費側に向かって潮流(流れ)しますが、大きさと方向が一定ではありません。
送変電設備の過負荷運転を避けるため、変電所内の送電線路の接続変更や調相設備の停止・運転を行います。
潮流調整によって系統の安定運用と適正電圧の維持、送電中の電力喪失を軽減します。

【求人】野田営繕では新規スタッフを募集中!

求人
鉄道電気工事は人々の暮らしに欠かせない責任ある仕事です。
弊社は稲沢市を中心に、一宮市・津島市などの変電設備や駅構内電気工事に携わるスタッフを募集しています。
熟練の電気工事士が現場で培った確かな技術と知識をもとに、安全第一・工期厳守をモットーに鉄道の環境を支える会社です。
また、手厚い保証と個人労災保険から資格取得支援制度など、福利厚生も整えています。
鉄道電気工事への転職なら、弊社求人をご検討ください。
採用情報ページ、またはお電話からのご応募をお待ちしています。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。